「レシピを見ないと料理が作れない・・」そんな方におすすめの一冊!野崎洋光さん『美味しい法則』が教えてくれたこと。

スポンサーリンク

「料理を作るときはレシピ本を見ないと作れない」「自分で考えた料理を作ってみたい!」

そんな風に悩んでいる主婦さん、いらっしゃいますでしょうか・・?

私がまさにその一人です。今はレシピサイトもたくさんあるし無料で見れる時代なので、毎日レシピを検索しながら作ってもまったく問題ないのですが、「レシピを見ないで作れるようにもなりたいなぁ・・」と思う時もあったりします。

今回紹介する本は、そんな私の悩みを解決するための糸口を教えてくれました。

私と同じような状況でお悩み中の方の参考になれば嬉しいです。

野崎洋光さん『美味しい法則』。

著者は南麻布に本店をかまえる日本料理店「分とく山」の総料理長、野崎洋光さんです。テレビやレシピサイトなどで見かけることも多い方ですね。

私が最初にお顔を拝見したのはあるテレビ番組だったのですが、「すごく優しそうな方だなぁ」と思ったのを覚えています。その時の印象が頭に残っていて、今回この本を手に取るきっかけにもなりました。

具体的にどんなことが書いてある本なのか、私が特に参考になった部分を以下に簡単に紹介したいと思います。

具だくさんの汁ものに、だしは不要。

具がたっぷり入った汁ものの場合、だしは必要ありません。具からうまみが出ますし、みそやしょうゆといった調味料にもうまみが含まれているので、水で十分おいしく作れます。

目からウロコです・・。私は長い間「汁ものには絶対だしを入れる」とばかり思っていたし、そのようにしてきました。それじゃないと味気ないものになってしまうんじゃないかと。

ただ、野崎さんが言うには、だしを使って素材を煮て、さらにしょうゆや味噌で味をつけてしまうと、素材の味が消えてしまうんだそう。

料理の経験があまりない私には、「野菜からもだしが出る」という発想自体なかったので、とても参考になった部分でした。

味付けは「割合」で覚える。

調味料の分量は、料理の本ではたいてい、大さじや小さじ、カップで表記がされています。しかし、ぼくは、割合で覚えておくことをおすすめしています。なぜならば、大さじや小さじ、カップの表記では、覚えきれないからです。

昔一回作った料理をもう一回作りたいのに、調味料の分量が思い出せないことってよくありませんか・・?私はこれが本当によくあるのですが、この本の通りに分量を割合で覚えるようにしたら忘れにくくなりました。

たとえば、だしを1と2分の1カップ(300ml)、しょうゆを大さじ2(30ml)、酒を大さじ2(30ml)と覚えるよりも、だし10・しょうゆ1・酒1と覚えるほうが頭にすっと入ってきませんか。

本やネットのレシピって、たいてい大さじや小さじ、カップで分量が表記されていますよね。それを上のように割合で覚えるといいよーって教えてくれています。確かにそうですよね。

割合で覚えることで、食材をレシピ通りに買ってこなくても、作りたい量に応じて調味料の分量を変えることがやりやすくなるので、レシピ本通りの料理ではなく、自分で好きなようにアレンジすることも可能になります。

8・1・1の割合は万能選手。

だし8・しょうゆ1・みりん1の割合は、いろいろな料理に幅広く使える比率で、とても便利なものです。

上に「味付けは割合で覚えるといい」と書きましたが、野崎さんいわく、「だし8・しょうゆ1・みりん1」の割合はどんな食材とも仲良くできるとても万能な割合なのだそうです。

豆の五目煮や豚の角煮など、さまざまな煮物に使え、料理の味をぴたりと決めてくれるこの割合。こういう数字だけでも覚えておくと、レシピ本を見なくても自信を持って自分の料理が作れるようになると思います。こういうことってなかなか教えてもらえる機会がないので、これから料理を勉強したい私にはすごく参考になりました。

他にも覚えやすい調味料のさまざまな割合を、本の中では詳しく紹介してくれています。

その他にも・・

  • 刺し身は、赤、白、青で切り方を変える。
  • 鶏肉を焼くときはフライパンを熱さない。
  • ごぼうは水にさらさなくていい。
  • 長ねぎの青い部分の使い方。
  • 味つけ以外の塩の働きを知っておく。

などなど、本の中にはこのような、魚や肉、野菜や調味料についてのさまざまな知識が載っています。全て著者である野崎さんが経験として蓄えてきたことなので、説得力があります。

「なるほど、そうだったのか!」と驚かされることも多く、これから料理を勉強する方には参考になる部分の多い本だと思います。全350ページほどあり、内容も濃いので読み終わるのに時間がかかりますが、読んだ後「ああ、いい本買ったな」と納得できた本でした。

レシピだけ載ってる料理本とは一味違います。美味しい料理を作る力だけではなく、考える力をつけさせてくれる本だと思います。

もちろん、美味しいレシピも載っています。

本の中には、料理に関する知識だけじゃなく、レシピも載っています。

調味料の分量は全部割合で載せてくれています。

特に美味しかったのが、厚切りのお肉で作る生姜焼きのレシピ。今まで生姜焼きを作るときは薄切りのお肉を使っていたのですが、厚切りの豚ロース肉で作るとジューシーで、また違った美味しさでした。

最後に・・

著者の野崎さんはこの本の中で、「情報をうのみにせず、ちゃんと咀嚼する」ことが大切だと言っています。

当たり前のことが本当に正しいのかと判断できるようになるために、食品の表示をよく見たり、食材の食べ比べをしてみたり、食について考えることが必要だと。

これを読んで、少し反省しました。私はいつも、レシピ本のレシピを何も考えずに見て、何も考えずに作っていることがほとんどだったなぁと。それが悪いことでは決してないんですけどね。

レシピをそのまま作るのではなく、なぜこの工程が必要なのか、この調理法は正しいのか、など考えながら料理をすることが、レシピを見なくても料理を作れるようになる第一歩なのかもしれません。そんなことを教えてくれた本でした。

これから料理を勉強する人にはもちろん、料理について改めて学び直したい人にもおすすめできる一冊です。ぜひお手に取ってみてください。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。