「医療事務の仕事がつらい・・」「できれば一般事務に転職したい・・」
こんな風に思っている医療事務の方、意外と多いんじゃないかと思います。
私もほんの数年前まで、全く同じ状況でした。
「一般事務の経験はないから無理なんじゃないか・・」もしそんな風に考えているのなら、あんまり悩まなくても大丈夫ですよ!
私の場合、 転職の時に医療事務の経験はむしろすごーく重宝されました。今回はその時の体験談を書いていきたいと思います。
つらい場所に長く居てもいいことはありません。あなたの転職活動の後押しができたら幸いです。
目次
正直つらかった・・医療事務時代。
ここから少し、医療事務時代のお話をしようと思います。
およそ6年前の春、大学を卒業した私は、小さなクリニックで正社員の医療事務として就職しました。最初は覚えることが多く、大変でしたが充実した日々を送っていました。
実務を一通り覚えると、次は 接遇の教育を受けました。院長先生の奥さんが接客にすごく厳しい方で、ビシバシ叱られながら教えられました。
やがて、 見た目にも指導が入るようになります。髪型やお化粧、実務中の姿勢や笑顔の練習など、休み時間にマンツーマンで指導されました。接客業として当然のことなのでしょうが・・この段階で私はちょっと「嫌だな」と思い始めますorz
また、 スタイルについても言われるようになります。当時一緒に働いていた子は細身でスタイルがいい子が多く、私は少しぽっちゃりとしていました。若干の劣等感は感じていましたが、あまり気にせず過ごしてきました。
「あなた太ったんじゃない!?」
そんな時に、奥さんにこんな言葉をかけられます。ささいな一言ですが、当時の私には聞き流すことができませんでした。。 ああ、痩せなきゃ辞めさせられる・・!そう思い、この時から私は拒食症になり、やがて摂食障害を患うようになります。
私がこのクリニックを辞めたのは、これが大きな理由です。
やがて、調剤薬局事務に転職。
クリニックで1年ちょっと働いたのち、近所の調剤薬局で事務員として働くようになります。
医療事務の経験があるし、なんとかなるかな?と思っていたのですが、実際にやることは全然違くて、一から覚えることばかりでした。
仕事の幅も広く、薬剤師さんからの頼まれ仕事があったりして、すごく忙しかったのですが、仕事自体は楽しくやっていました。
ただこの職場、薬剤師さんと事務員さんの仲が悪くてなかなか連携がとれず、仕事がやり辛くてしょうがありませんでしたorz
無視・嫌味・悪口に耐え切れず、早々に逃げ出してしまいます。 「なんかもう医療事務嫌だな・・」と思い、ここから一般事務への転職を目指し始めました。
医療事務の経験が重宝され一般事務に採用される。
私が受けたのは大手電機メーカーの子会社での一般事務職でした。
他にもたくさんの方が受けていましたが、当時面接してくださった部長さんは、私の 「医療事務での経験」にすごく興味を持ってくれたようで、
「会社での事務職は接客業ではないけれど、いつもお世話になっている業者さんとのやりとりや、社外の人が来た時の一次対応をお願いすることもあるかもしれない。 あなたの医療事務の経験に期待したい」
こんなことを言ってもらいました。
一般事務の経験はないし、新卒でもないし、無理かもなぁ・・と諦め気味で受けた面接だったので、すごく嬉しかったのを今でも覚えています。
志望動機は?
私の場合はですね、志望理由は 「集中して取り組む事務的作業が好きなこと、医療にこだわらず他の業界の事務職にもチャレンジしてみたいこと」をとにかく前向きに伝えました。それに加え、医療事務の経験を通じて得たこと(例えばコミュニケーションスキルや、事務作業を素早く処理する能力など)をアピールし、採用につながりました。
医療事務ってお医者さんや看護師さんのサポートをしたり、薬剤師さんの手伝いをしたりと、 縁の下の力持ち的な役割の多い仕事ですよね。一般事務も、他の社員さんから頼まれて作業する場合もありますし、急な来客対応をお願いされたり、電話対応を任されたりと、社内のメンバーが円滑に仕事が行えるよう、サポートしていく役割も担っています。
こうしてみると、 医療事務も一般事務も通じる部分ってかなりあるんです。これまで医療事務として頑張ってきたあなたの経験は、すごく良いアピールポイントになりますよ。
退職理由は?
退職した理由については、私は「引っ越し」と書きました。ちょうど家の事情で引っ越すことが決まっていたので、それと同時に退職し、転居先で新しく一般事務の仕事に応募しました。
あとは、志望動機に関連して、 他の業界の事務職にもチャレンジしてみたかったこと、接客よりは集中して取り組む事務作業にやりがいを感じていたことを書きました。退職理由に関しても、あくまでも前向きに!が重要だと思います。
ただ、面接ではこの質問は深く聞かれなかったように記憶しています。
初めての一般事務は、やはり働きやすかったです。
医療事務と一般事務は職種は違いますが、先ほども書いたように通じる部分も多くて、仕事もそこまで苦労せず慣れることができました。
病院の受付として働いていた時は、常に「見られている」ことを意識していましたが、一般事務ではそんなこと気にする必要はなくなったし、実務に集中できたのでかなり仕事がやりやすかったです。 リラックスしながら仕事ができる、という感覚が当時の私には新鮮でした。
お昼ご飯やトイレ休憩も、医療事務時代は忙しくて思い通りの時間にとれないことが多かったのですが、一般事務は毎日決まった時間にとることができました。
つらかった医療事務時代からしたら、 天国のような場所だったと思います。
給料も上がりました・・!!
病院での医療事務は、1ヶ月16万弱でボーナス無し、厚生年金も加入できませんでしたorz
調剤薬局事務は厚生年金やボーナスはありましたが、手取りが14万弱。一般的に言うと少ない方ですよね。。
一方、 一般事務は手取り18万でした。ボーナスや厚生年金ももちろんあります。思い切って転職してみてよかったなと当時は心底思っていました。
医療事務の経験に期待してくれる会社もあります。
受付として患者さんと接しながら、実務も確実にこなす・・医療事務のみなさんが当たり前のことのようにやっていることですが、これってすごいことだと思います。
そこをきちんと理解して、 あなたの医療事務の経験に期待し、採用してくれる会社はきっとたくさんありますよ。実際私がそうでしたから。
つらい場所に長く居てもいいことはありません。思い切って違う世界に転職してみてよかったなと私は強く思っています。
あなたの転職がうまくいきますように!ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
【おまけ】WordやExcelの操作に自信のない方へ。
「採用されたとしても、きちんと仕事ができるだろうか・・」
いざ転職しようと思っても、こんなふうに不安になってしまうことってあると思います。。
そんな方におすすめなのが「マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)」という資格です。
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MOSとは、事務職でよく使うWordやExcelなどのソフトが使えることを証明する資格のこと。WordやExcelなどの開発元であるマイクロソフト社が公認している資格です。
医療事務ってパソコンはよく触るけど専用のシステムを使うことが多いので、WordやExcelってあまり使う機会がなかったりしませんか・・?私自身、一般事務に転職にするにあたり一番の不安はそこでした。。
MOSの資格があることを履歴書に書ければ、採用担当の方に「この人はWordやExcelが使えるんだな〜」という安心感を持ってもらうことができますし、働く前に勉強しておくことで自分自身も心が楽になるんじゃないかなぁと思います。
資料請求は無料ですので、「ちょっと興味あるかも」という方はぜひお気軽に資料請求してみてくださいね。